Hirokute Asai Blog

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対人関係が悪化する心理メカニズム!「敵意帰属バイアス」って何?


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こんにちは、車に煽られやすいヒロクアサクです。

 

通勤中はいつもペースカーなのでよく煽られるのですが、左車線で走っているのになぜか煽られます(笑)

 

さて、近頃そんな攻撃的なドライバーやSNSでアンチコメントを送る人などが多くなり、他人の行動に対して何かしらの悪意や敵意を見いだす人が増えてきているようです。

 

道端ですれ違いに相手がどく素振りもしなかったことに対して腹を立てたり、何気ない質問に不快感を抱いたりしてしまうことも。

 

このように偶然の出来事に対しても怒りを感じてしまう心理を「敵意帰属バイアス」といいます。

 

「敵意帰属バイアス」は人間が持つ警戒心からくるものであり、この心理メカニズムによる人生の生きづらさを感じている人も少なくはないでしょう。

 

そこで今回は「敵意帰属バイアス」の原因や対処法を解説していきます。

 

 

 

 

1.「敵意帰属バイアス」は警戒心の塊

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まず「敵意帰属バイアス」とは、他人から何気なくされた行為を、“悪意“や“敵意“があると思い込んでしまう心理傾向を指します。

 

車の運転中に、後ろの車が車間距離を詰めて走ってくることに対して、“煽られている“と思ってしまったり、ただ何気ない質問が“反論された“などの負の感情を作り出してしまう傾向があります。

 

「敵意帰属バイアス」は警戒心にも似た思考であり、警戒心が強いことから他人に対して攻撃的な態度をとってしまったり、上司や同僚に接する時にも疑心暗鬼になりすぎて仲良くなれたいことも。

 

また、周りからのイメージが“キレやすい人“や“意地悪な人“だと固定イメージが付いてしまい、周りから人が離れていってしまいます。

 

そして、この「敵意帰属バイアス」が強く出てしまう人は、子供の頃から攻撃性が高く、成長するにつれて「敵意帰属バイアス」の傾向が弱まっていく、と言われております。

 

2.「敵意帰属バイアス」になる原因

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「敵意帰属バイアス」になる原因は様々なケースがあります。

 

子供の頃に親子関係や対人関係でトラブルがあり、それがきっかけで物事の考え方に偏りが生じてしまったり、もしくはそれ以前に生まれつき周囲との関係に対して敏感に反応してしまう気質を持っていてそれが影響することも。

 

または、過去に友達からのいじめや家庭内暴力、周囲の裏切りなどで、人の悪意や敵意を経験し学ぶことで、自分の身を守るための知恵として扱い、知らぬ間に「敵意帰属バイアス」となることもあります。

 

ですが、過去に悲惨な経験を受けている側としては「敵意帰属バイアス」を持つことは、また繰り返される被害に巻き込まれないよう防ぐ為の防衛反応となり、自分の身を守るための意味としては決して悪いものとは一概には言えません。

 

犬や猫が相手の敵意に向かって威嚇するように、他人からの嫌がらせなどから自分を守るために人を疑うという行為は理にかなっている行動だと考えることもできます。

 

しかし、他人のあらゆる言動に疑いをみいだしてしまうと、そのことが原因でストレスを感じてしまうこともあり、いずれ負の感情が膨れ上がり、最後は破裂して心が病んでしまう場合があります。

 

 

 

3.「敵意帰属バイアス」の対処

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「敵意帰属バイアス」は相手にも被害を与えることだけではなく、自分自身にも被害を受けることも。

 

更に対人関係を悪化させるだけではなく、身体にも影響を及ぼすこともあるので早めの対処を行いましょう。

 

ここで「敵意帰属バイアス」に促されないための対処法をご紹介します。

 

・怒りの感情を切り離す

 

・頭の中で繰り返す

 

上記の対処法を会話中に思いだしながら実践し、日々の習慣にしてみてください。

 

怒りの感情を切り離す

まず「敵意帰属バイアス」に促されてしまっている人の特徴としては、“思い出た感情をそのまま反論として返している“ように見えています。

 

つまり考えを逆に返せば、感情的ではない反論は「敵意帰属バイアス」に促されているように見えいないということになります。

 

ここから考えられる対処法は、“怒りの感情を切り離す“ということ。

 

特に「敵意帰属バイアス」に近い感情である怒りを頭から切り離すことを意識しましょう。

 

対人関係との言動に少しでも“怒り“を感じたときは、一度頭の中を整理して怒りを払拭することに集中します。

 

これだけでもだいぶ楽になり、ストレスなどを感じず「敵意帰属バイアス」の大部分を切り離すことが出来ます。

 

頭の中で繰り返す

また、怒りを感じずとも敵意や悪意を感じてしまう場合もあります。

 

なので、こういった会話の時は言葉を“反すう“してみてください。

 

まず頭の中で相手に発しようと思った言葉を繰り返してみて、間違った部分があるのなら訂正してから話すようにしましょう。

 

相手に向けた言葉は、自分に向けた言葉でもあり、このように自分に向けた言葉だと思うと受け取り方が変わり、次第に話し方も穏やかになっていきます。

 

「敵意帰属バイアス」に促されずに、対人関係を良好にしたければ、いったん自分の頭の中で繰り返し言葉を発してみることから始めましょう。

 

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それでは、今回は「敵意帰属バイアス」の原因と対処法の解説でした。

 

「敵意帰属バイアス」に促される機械は決して少なくはありません。

 

これは誰にでも起こる心理メカニズムであり、自分がこのような傾向に陥っていることに築かない場合も多々あるかと思われます。

 

今回の記事を読んで少しでも自分に当てはまる部分があったと感じたら、ぜひ自分自身もこれにとらわれていないだろうかと疑ってみてください。

 

この心理メカニズムを改善出来れば、今まで以上に周りに人が集まるようになるかもしれませんよ。

 

以上。

 

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ヒロクアサクでした。