こんにちは、未だにスタバのカップサイズが覚えられないヒロクアサクです。
最近、休日はスターバックスでブログを作ることが楽しくなり、最寄りのスタバはドライブスルー店舗となっているので人出が少なく快適に作業が出来て最高です。
そんなスターバックスですが、2019年の11月26日に国内スターバックス店舗で、FSC認証「紙ストロー」の導入を2020年の1月から開始することを発表しました。
いま海外では「紙ストロー」が話題となり、プラスチックゴミによる海洋汚染の深刻化を救済すべく、紙製のストローが注目されているようです。
そこで今回は「紙ストロー」を導入する経緯と企業を調べてみました。
1.そもそも「紙ストロー」とは?
「紙ストロー」とは、読んで字のごとく紙で作られたストローです、主にクラフト法で製造されたパルプを原料としたクラフト紙が使用されることが主流となっております。
クラフト紙は、普段お店で売られているノートやコピー用紙などに使われる上質紙に比べて、紙の繊維が長く、木が持つ本来の質感と強度が他の紙と比べて多く残っているため固くて丈夫な紙となります。
そのため水に対する耐水性があり、更に耐久性も高いため「紙ストロー」には最適な材料となります。
2.プラスチックによる海洋汚染!
「紙ストロー」が各国で導入する背景には、プラスチックごみによる海洋汚染が深刻となっております。
上記の画像のように、いま海外の浜辺では大量のプラスチックごみが打ち寄せられたまま放置されている状態が続いており、2050年までには海中には魚よりプラごみの数が上回ると言われ、着々と海洋汚染が進んでいるようです。
その原因として取り上げられるのがプラスチックとなります。
プラスチックごみの中には吸着力が強い素材の物があり、海に流れた生活廃水や田んぼに使われる農薬、工場から出る化学物質などを吸着させ、有害物質を含んだプラスチックごみが様々な海域に流れ汚染を広めてしまっています。
更に「マイクロプラスチック」と言われる微小のプラごみが特に問題視されており、日常生活で使われたビニール袋やペットボトル、様々な容器などのプラスチックが海に捨てられ流された場合、それらは海水の塩分や大気との温度差、紫外線、生き物たちによる様々な影響を受けて劣化していきます。
そして徐々に細かく砕け、やがて5ミリ以下の微小な粒となった物が「マイクロプラスチック」と呼ばれる物のです。
これを魚や鳥などがエサと間違えて食べてしまい内臓や消化器官が傷つき死に至り、その連鎖が続くといずれ生態系が崩れていくことになります。
3.「紙ストロー」を導入予定の3つの大手企業!
このような現状を受けて、プラスチックを削減するために、「紙ストロー」の導入を検討しているお店を紹介します。
・スターバックス
スターバックスは、2020年までに世界で約28.000店舗でのプラスチックストローの使用を廃止することを発表しました。
全世界の店舗でプラスチックストローを「紙ストロー」にすることで年間約10億本以上のプラスチックストローを削減できると予測されています。
スターバックス コーヒー ジャパンは2020年の1月から「紙ストロー」の導入を開始、フラペチーノ用のワイドストローは5月から順次導入される予定だそうです。
・マクドナルド
マクドナルドは「環境への配慮」をもとに、2018年からイギリスとアイルランドで展開する1361店舗すべてプラスチックストローから「紙ストロー」に切り替えを実施。
2025年までに全世界の店舗でプラスチックストローの廃止を加え、ハンバーガーの包み紙をリサイクルが出来る資源に切り替えると発表しております。
日本マクドナルドもこの決定に含まれており、2025年までに切り替えることを検討しているが、まだ詳しい予定は公表されておりません。
・ウォルト ディズニー カンパニー
ウォルト ディズニー カンパニーでは2018年の7月から、2019年半ばまでにアメリカのディズニーランドで、プラスチックストローやマドラーを廃止することを発表しました。
プレスリリースによると、年間で1億7.500本以上のストローと1.300本のマドラーが削減すると言われています。
東京ディズニーリゾートを運営している株式会社オリエンタルランドは、2019年4月8日に使い捨てプラスチックを削減について発表しました。
今後、パークやホテルで使われているプラスチックストローを「紙ストロー」に切り替えていく予定だそうです。
4.まとめ
プラスチックによる海洋汚染をはじめとして、他にも様々な環境に大きなダメージを与えています。
ことに、海洋動物にも多大な影響を受けており、プラスチックストローが鼻に刺さってしまった一匹のウミガメが救出される動画が世界中に配信され問題となり、あらゆる企業の責任が問われているようです。
即座に各企業はプラスチック削減に向けて大きく動き、様々な対策案を検討していて素晴らしいことです、また、ストローと言う身近な消耗品を改善を行うことで消費者側の意識も変わっていくことに繋がり、地球環境に目を向けてくれる人が多くなるかもしれませんね。
ストローはプラスチックごみのほんの一部に過ぎません、次はより多く生産されているレジ袋やペットボトルにも削減するための案がこれから出てくると予想されます。
今回は「紙ストロー」を導入する経緯と企業をまとめてみました。
もしこの記事が良いと思ったら「読者登録」を押していただけたらとても嬉しいです。
Twitterもヒロクアサクとアカウントがありますので、宜しかったらフォローお願いいたします。
以上、ヒロクアサクでした。