こんにちは、魚は触れないけど虫は触れるヒロクアサクです。
皆さんは虫を美味しいと思ったことはありますでしょうか?
それ以前に食べたことはありますでしょうか?
普通はないですよね(笑)
大人になるにつれて虫が触れる、触れないと別れることがありますが、虫を食らべれる、食べられないと別れることはまず無く、大半の人は声を揃えて食べられないと言うでしょう。
現代の日本では虫を食べると言う文化はあまりありません。
ですが、そんな日本にも虫を食材にする「昆虫食」ブームが来ているようで、2020年の春、東京・表参道に幼虫を原料にした蚕(かいこ)バーガー店がオーブンするほど注目を集めているようです。
前回の「ムードフード」の食記事に続き、今回も食ネタの「昆虫食」を紹介していきます。
1.「昆虫食」とは?
「昆虫食」とは、幼虫や成虫などを料理の食材として加えて食べることを指しております。
現代の日本ではあまり馴染みがない文化ではりますが、世界的に見るとアジアやアフリカ、南米など約20億人の人々の食料となり、いまでは約1900種類の昆虫が食べられているようです。
「昆虫食」が盛んな国と言えばタイではないでしょうか、旅番組やグルメツアーなどで虫を食材にした料理を出して食べているシーンをよく見かけます。
タイのスーパーマーケットでは普通に「昆虫食」が売られており、冷凍されたバッタやコオロギ、カイコガの幼虫などの商品が並べられ、お惣菜として虫の佃煮が数種類ほど売られているそうです。
これが日本のスーパーマーケットだったらお客は寄り付かず、お店は潰れるでしょう。
2.日本も昔は昆虫食国だった!
現在の日本ではまだ「昆虫食」はマイナーな食べ物として扱われ、近年ではテレビの企画などで“罰ゲーム“として用いれられることが多くあります。
ですが、実は日本でも虫を食べることが普通だった時代が昔はあったようなのです。
遥か昔にさかのぼること日本の平安時代、この頃には既に虫は食されていたそうで、日本現在最古の薬物辞典には、イナゴを食べていたことを示す記述があるそうです。
江戸時代にもイナゴを食べられていたという記述もあるそうで、その中にはイナゴの蒲焼きの説明が書かれており、イナゴを串に刺して焼いて食べていたことが示された古文があります。
そして時代が進むにつれ大正時代からはイナゴ以外にも、蜂の子やカイコの蛹など約50種類の昆虫を食べるようになり、昭和時代に行われた調査によると、各都道府県にはまだ隠れながらも「昆虫食」の文化があるようです。
3.「昆虫食」はどんな味?
いまや「昆虫食」は未来のスーパーフードとも言われ、とても栄養価が高いことから食料資源不足を救う架け橋となっているようです。
とは言っても見た目もそうですが、何より多くの人が知りたがっていることは“味“ではないのでしょうか?
そこで次は主に食されている昆虫の味に関してご紹介していきます。
・イナゴ(海老の味)
まず「昆虫食」と言われたら思いつくのがイナゴではないでしょうか。
今でも長野県では佃煮にしたり、天ぷらにしたりして食べられているそうで、加熱すると赤く変色しプリプリとした食感になり、味に関しては“海老の味“に似ているようです。
昆虫を食べている人からすると“馴染み深い“味であり、もし「昆虫食」に初挑戦する方にはオススメする食材だそうです。
・タガメ(ラ・フランスの味)
次に水生昆虫のタガメです、主に池や水田の用水路に生息していることが多く、カメムシ目・コオイムシ科に属する昆虫です。
タガメはカメムシの仲間ですから、カメムシのようにと強烈な臭いを発するのではとイメージを持ってしまいますが、そのようなことはなく逆に“洋梨のようなフルーティーないい香り“がするようで、ラ・フランスに似た味がするようです。
このようにタガメは香りがとても良く、料理の香りづけなどに使用されたり、焼酎に漬け込み虫酒を作る材料としても使われることが多く、タガメ単体で作られる料理はあまりないようです。
・セミ(ナッツの味)
次にセミは“夏の美食“と言われ、古代から「皇帝食」としても扱われていた歴史ある「昆虫食」です。
幼虫も成虫も油で揚げることで香ばしくナッツのような味わいで、クセがあまりなく食べやすいようです。
これも昆虫食初ち心者にはオススメする食材であり、調理方法もいくつかあるようなので自分好みに調理して召し上がってみてはいかがでしょうか。
・サクラケムシ(桜の味)
春になると桜の樹に大発生するサクラケムシ。
文字通り桜の葉を食べて育つため、食べるとふんわりと桜のいい香りと味が楽しめるようで、「昆虫食」の中でもトップクラスにくる食材と言われております。
ですが、毛虫ですので調理後の見た目がかなり厳しいビジュアルになりますので、昆虫食初心者の方にはあまりオススメできないそうです。
4.まとめ
今回ここで紹介した「昆虫食」はほんの一部であり、世界にはまだ約1900種類の「昆虫食」が
多種多様に存在します。
そして将来予測される食料危機の解決手段として「昆虫食」が注目されており、各国では未来食として推奨されております。
ですので近い未来、日本の食卓にも昆虫料理が並ぶ日がくるかもしれません、もしそのような日が来た時は、生きるために頑張って食べましょう。
では今回は「昆虫食」の紹介でした。
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以上、ヒロクアサクでした。