こんにちは、最近クシャミを肘の内側で抑えるようになったヒロクアサクです。
咳やクシャミを肘の内側で受け止めることを肘ブロックと言うらしい!
はじめて聞きました(笑)
さて、毎日テレビをつければ新型コロナウイルスのニュースばかり報道され、日々感染者の増加が続いております。
そんな中、追い討ちをかけるかのように、新たに新型コロナウイルスの感染経路が出ているという予測が複数の中国メディアで報じられました。
それは「エアロゾル感染」です。
咳やくしゃみによる“飛沫感染“、感染者との接触による“接触感染“に加えて新たに3つ目の感染経路が浮上してきました。
ただし、中国国家衛生健康委員会では“新型コロナウイルスがエアロゾルを介して伝染するという証拠はない“と発表をしたようです。
ですが、聞いたからには少し不安が残ることもあるかと思われます。
なので今回は新たな感染経路になるかもしれない「エアロゾル感染」について解説していこと思います。
そもそも「エアロゾル感染」って何?
“エアロゾル“とは、気体の中に浮遊して飛ぶ微小な粒子または液体のことを指し、霧や煙霧、モヤ、スモッグなども“エアロゾル“の一種とされています。
“エアロゾル“のゾルとは分散媒が液体のコロイドのことであり、それが気体に浮遊することからエアロ(空気)をつけて、この言葉が生まれました。
医学の中では感染症を引き起こす要因としては“飛沫感染“、“接触感染“、“空気感染“、“経口感染“の4つに分けられます。
この中でエアロゾルに属するものは“飛沫感染“となっております。
しかし、感染者の咳やクシャミで排出される飛沫は1メートルから数メートルしか飛ぶことはありませんが、5マイクロメートル未満の飛沫や空気中に浮遊する液体であるエアロゾルは、すぐに地上に落下することはありません。
つまり、ウイルスが含んだ粒子がふわふわと空気中に漂うことになり、エアロゾルは飛沫感染の一種ではありますが、空気中に漂うため空気感染にも似た性質も持っていることになります。
厚生労働省結核感染症課の担当者は(「エアロゾル感染」を空気感染の一種だという説もあれば、ただの飛沫感染だという説もあり、科学的に解明されていない部分も多く、かなり曖昧な用語だ)と語っている。
エアロゾルの生存期間は?
感染者が咳やクシャミで発生させるエアロゾルは一体どのくらいの時間、浮遊し続けるのでしょうか?
実はアメリカの研究グループではすでに調査と実験が行われており、新型コロナウイルスが空気中をミストのように浮遊するエアロゾルの状態で3時間以上生存するという結果が出たようです。
この研究グループは噴霧装置を使って実験し、新型コロナウイルスを含んだ液体を粒径5マイクロメートル以下の状態にして空気中での生存期間を調べたもよう。
実験の結果、噴霧装置を使用してから3時間経過してもウイルスの生存を感知し、研究グループでは“エアロゾルの伝播がもっともらしいことを示している。なぜなら、ウイルスはエアロゾル中でも数時間、生存し、感染性を維持できるからだ“と論文で発表した。
他にもエアロゾルの実験が他の研究グループでも行われ、ウイルスが様々な素材に付着した場合の生存期間も調査が行われていました。
調査によると、銅の表面で最長4時間も生存し、段ボール紙の表面では24時間も生存、更にステンレスでは48時間、プラスチックには72時間も付着していたという実験結果が出たようです。
潔癖症では無い限り神経質になりすぎることはないかと思いますが、このようなモノに触れた後は、やはりこまめに手を洗うことが一番の対策法なのかもしれませんね。
皆さんも外出した際は、上記で説明した素材にはなるべく触らないよう意識しましょう。
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それでは今回の記事は、新たな感染経路になるかもしれない「エアロゾル感染」の解説でした。
厚労省結核感染症課は今回の研究グループで実験結果については不服に思うところがあるそうで、“国内でエアロゾルによる感染したことを示す証拠は見つかっていない“とコメントし、飛沫感染と接触感染の2つが感染経路であると従来通りに堅持することを決めた。
ただし、国内でも咳やクシャミが発生していない環境でも感染したと疑われるケースがあることは認識しており、新型コロナウイルス感染症対策専門家会議では3つの条件を掲げ、国民に訴えかけた。
・換気の悪い密閉空間
・人が密集
・近距離での会話や発生
出来るだけ、この“3密“を避け、集団感染を広めないよう気を付けましょう。
以上。
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ヒロクアサクでした。