こんにちは、マスクを鼻まで被せないヒロクアサクです。
いつも僕はメガネをつけているのでレンズが曇らないように鼻を出しているのですが、実は“鼻だしマスク“は予防効果を半減させてしまうようです。
皆さんもマスクは必ず鼻まで被せることをオススメします。
さて、新型コロナウイルスが報道されて4ヶ月たち、国内では1400人ほどの患者数となっていおります。
感染してしまう主な原因は“飛沫感染“と“接触感染“の二通りあり、マスクや手洗い、うがい、アルコール消毒などの感染対策は皆、昨年以上に定着化しているかと思われます。
ですが、実は人間だれもがやってしまうある行動が現在一番の感染原因になりつつあるのです。
それは「鼻ほじり」です。
感染対策は万全だと思っていてもどうしても見落としがちなことは1つや2つあるもので、ましてや鼻ほじりが原因で感染するなどと普通の人だと考えもしませんよね。
そこで今回は「鼻ほじり」の感染リスクについて解説します。
1.鼻をほじる感染リスク
子供は人前でも平気で鼻をほじることもただあり、特に男の子だとついついほじってしまいますよね。
ですが、ある研究結果から「鼻ほじり」は感染リスクが高まるというデータが見られ、鼻をほじるという行為は我々が思っていた以上にリスクを伴なうそうです。
英王立リバプール大学病院の研究機関は“肺炎球菌“と言われる細菌を研究し、18~45歳の成人被験者40人たちの手に“肺炎球菌“を塗り、その塗った手に鼻を近づけ息をするなどの実験を行いました。
日常の生活状況を再現するために、
濡れた手に鼻を近づけ息を吸い込む(wet sniff群)
乾いた手に鼻を近づけ息を吸い込む(dry sniff群)
濡れた手で鼻をほじる(wet poke群)
乾いた手で鼻をほじる(dry poke群)
この4つのパターンで実験を行いました。
その結果、どのパターンも手から鼻へと感染することが判明され、特に濡れた手からの感染率がもっとも高いということがわかったそうです。
“肺炎球菌“の感染経路は主に咳やくしゃみなどがら発生する飛沫感染が原因だと知られていたのですが、今回の実験で初めて手と鼻が接触するだけで“肺炎球菌“が感染することが確認できたというわけです。
つまり、新型コロナウイルスも同様であり飛沫したウイルスが手や指に付き、その手で鼻をほじることも十分に感染する可能性があるということですね。
2.肺炎以外にもリスクが!
また、鼻をほじる際に、爪を立ててしまうと鼻の中の粘膜は非常に薄く痛める場合もあります。
鼻粘膜は非常にデリケートな場所ですので、ちょっと爪を立てただけでも傷がつきやすく、慢性的な出血に繋がり、細菌やウイルスなどに感染しやすくなります。
更に鼻をほじることによって皮膚や粘膜が傷つき、細菌感染が起こり“鼻せつ“という感染症を引き起こすこともあり、重症ともなるとピエロのように赤く腫れる場合もあります。
他にも合併症として“蜂窩織炎“(ほうかしきえん)や“海綿静脈洞血栓症“(かいめんじょうみゃくどうけっせんしょう)などの病症も引き起こすことも。
特に“海綿静脈洞血栓症“は重篤な病態に陥ることもあり、顔面の知覚が低下または消失する場合がありますので気をつけましょう。
医学的にも鼻ほじりによるメリットは1つもなく、ただ感染率を上げる行為でしかないようです。
3.鼻をほじらず掃除すること
まず、指で鼻をほじることはやめましょう。
指には無数の細菌がついており、あまり衛生的ではなく感染率を上げることになります。
だからと言ってティッシュを丸めて鼻に突っ込みグリグリ回すのもオススメしません。
実は冬の乾燥している時期は、特に粘膜が傷つきやすくなっているため、柔らかい繊維で出来たティッシュですら鼻を痛めてしまい、更に水分を奪ってしまうのであまり得策とは言えません。
そこで良いとされるのが、鼻粘膜が潤っている状態で鼻をかむことです。
この場合ですと、お風呂あがりに鼻をかむことがもっともベストであり、お風呂上がりなら鼻の粘膜が潤っているため汚れ取れやすくなっているはずです。
どうしても汚れが取れない場合は、濡らした綿棒を使うのもありですが、くれぐれも奥に押し付けたりしないよう気を付けましょう。
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それでは、今回は「鼻ほじり」のリスクについての解説でした。
昔から「鼻ほじり」はあまり良くないと言われていましたが、感染率が上がるなどの明確な説明がなかったので、僕も小さい頃は平気で鼻をほじっていました。
正直、今も鼻をほじる癖は残っています(笑)
とわいえ、新型コロナウイルスの終息がいまだにつかめていない状況ですので、なるべく感染率を上げないためにも、「鼻ほじり」は控える必要がありそうです。
以上。
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ヒロクアサクでした。